電波を出すために【いろはのい第二回】
2020-06-07 written by JS2IBB

前回の続き...

電波を出すためには「無線従事者免許」を取得しなければなりません。
アマチュア無線技士としての無線従事者免許には第四級から第一級までの四つの級があります。第四級から第一級に上がるに従って、出せる電波の強さが20W以下、50W以下、200W以下、無制限となり、より大きな出力によって遠くまで電波を届かせることができます。当会に入会して頂いた場合、まず「第三級アマチュア無線技士(通称3アマ)」を取得していただきます。

免許というと、果たして合格できるのか...と思われる方もいるかもしれませんが、大丈夫。
3アマの場合、参考書できちんと勉強すれば比較的簡単に合格できます。(既に入会した方はもし落ちてもヘコまないでくださいネ!)
試験には無線工学と法規の問題が出題され、全て選択式になります。初めて参考書を見た方は特に無線工学について難しく感じるかもしれません。もちろん一から全て理解していくことが一番望ましいのですが、「これはこういうものだ」と割り切って覚えてしまえば、試験に合格することはできます。
私も、当時理解していなかった事について大学の授業を通じて納得した事も、未だにわかっていない事もあります。ただ一つだけ念のため、計算問題については計算の仕方を覚えてくださいね。答えを覚えても仕方がありませんよ!(笑)

さて、無事試験に合格した暁には晴れてアマチュア無線家の仲間入り!
といきたいところなのですが、実はアマチュア無線の活動を行うためにはもう一つ免許が必要になります。電波を出すためには、それなりの設備をそろえた無線局を構える必要がありますが、その無線局を運用するための免許というものも存在します。無線局の開設を総務省に認可されて免許状が交付されることで、初めてアマチュア無線の活動ができることになります。
しかし、皆さんは「JA2YKA」に所属することになるので、当会の無線機を使用する場合には別途申請をする必要はありません。

運用が認められた無線局には名前が割り当てられます。その名前のことを「コールサイン」と言います。無線通信の際に自分や相手の名前を言うときにはコールサインで呼びます。世界には同じコールサインが2つ存在することはありません。当会は「JA2YKA」というコールサインを持っています。これを例にコールサインについて少し詳しく説明します。
"JA2"の部分を「プリフィックス」と言います。プリフィックスの内、初めの2字はアマチュア無線局の国籍を示しています。日本のアマチュア無線局にはJA~JS,7J~7N,8J~8Nのいずれかが割り当てられます。
数字の部分は「エリアナンバー」といい、地域を示しています。東海地方(静岡、岐阜、愛知、三重)に設置されているアマチュア無線局はエリアナンバーが"2"となっています。
"YKA"の部分を「サフィックス」と言い、プリフィックスの次に2文字または3文字のアルファベットが与えられます。サフィックスにちなんで、アマチュア無線研究会のメンバーがこのサークルのことを「YKA」と呼ぶのはこのためです。"JA2YKA"はアマチュア無線研究会の社団局としてのコールサインですが、会員のほとんどは個人でコールサインを持っています。同じようにコールサインを持つ会員をサフィックスで呼ぶことがあります。

新たに入会された方々は、会員のコールサインをもう覚えましたか? もう全員覚えた! というあなたは恐らく天才です。まだ覚えてないよ...という方も全然心配する必要はありません。
当会のメンバーのコールサインは非常に似ているものが多く覚えづらいからです。現時点では顔を合わせる機会がないのでコールサインと顔が一致しないということはまだないかもしれませんが、私も入会したばかりのころは先輩に話しかけようにも、
「あの、G....(P?I?そもそもGから始まるっけ?)」
と焦ったことが幾度とあります。
なので、そうなった時は気軽にコールサインをきいてください。
あと、覚え方を工夫するというのもアリです。会員によっては自分で覚え方を設定している方もいますし、皆さんが独自に考えても良いです。
例えば私
「IBB」を例にすると、
「Innocent Big Baby」となったりします。
これは今適当に考えた例なので、皆さんそれぞれインパクトのある覚え方を考えてみてください。ただ、あくまでこれは覚え方であって、実際通信をするときには別の読み方を使います。
それでは、今回はここまで...(次回に続く)

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